忙しいのを言い訳に大変遅れてしまいましたが、中年二人組、春からチョコチョコ登っていたので報告します。
#1 太刀岡山 (山梨県)
日程:2016年4月23日(土)
天候:曇り/晴れ
メンバー:河邉、上野
朝5時45分に河邉車にピックアップしてもらい、圏央道~中央道を繋いで8時前には登山口の駐車場に着。
春を迎え、山梨の岩場もいよいよシーズン・インとなりました。既に駐車場はほぼ満車御礼。
朝一できついアプローチを登り詰め、上部の小山ロックへ向かいます。
本日やった課題は、次のとおり。
ヤバイから逃げます 5.10a
いつものアップ課題。
下半分が湿った感じでいつになく苔むしている。
出だしの細かいスラブが核心なので慎重にやるが、上野は足が滑りそうでヘンに力が入ってしまった。河邉はスムーズにこなす。
二人ともクリア。
ヴァレンタイン・イヴ 5.10b/c
ボルト3つの短い課題。
安全のため、出だしは右のコーナークラックを使って一つ目のボルトにクリップしたが、本当はダメなのかもしれない。まぁ許してもらおう。
二人ともクリア。
ヴァレンタイン 5.10d
先にやったヴァレンタイン・イヴの左カンテを使わないスラブ限定バージョン。
これもまた最初のクリップは右側からしてしまったが、そうなると核心はほんの1ムーブぐらいになってしまうのでやはり「物言い」かも?
二人とも(一応)クリア。
バーボンを片手に 5.10b
最初のボルトが少し高い位置にあるが、目の前にガバがあるのでそれを使って落ち着いてクリップできる。
気をつけるのはここだけで、後は登るにつれ簡単になっていき、最後は5.7ぐらい。
思ったよりも長く、終了点からの眺めは絶景。
二人ともクリア。
詫び状 5.10d
一つ目のボルトがやや遠く、出だしの被り気味の部分がちょっとリスキー。
1クリップした後のホールドも小さめで指が太い上野はどうも苦手。核心のハングまでに早くも指を消耗し息が荒くなってしまう。
その上が核心のハング。手順はわかるが、次の一手が出せない。ヘンな落ち方をするとロープに足を引っ掛けそうで何とも怖い。
何回かトライさせてもらうが、気持ちが負けてしまって上野は結局そこまで。中途半端に頑張ってしまったので指もかなり消耗してしまった。
河邉はさすがの軽い身のこなしと思い切りで下部はスイスイ。核心のハングは一度落ちてしまったが、その後見事にトップアウト。やるねぇ。
ハッピーバースデイ 5.11a
本日の仕上げ。
上野は二年前に「一撃」しているので楽勝と思っていたのだが、やはり先ほどの「詫び状」でヨレてしまったようで、痛恨の2テントップアウト。
河邉も上部で1テンとなったがトップアウト。うーん、二人ともトシかも。
まぁそれでも良く晴れて、気持ちの良いクライミング日和でした。
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#2 河又の岩場(埼玉県)
日程:2016年5月14日(土)
天候:晴れ
メンバー:河邉、上野
本日は河又。石灰岩が初めてという河邉くんにぜひ河又の洗礼を受けてもらいたい!?
これまで横浜から下道で3時間近くかかっていたのに、圏央道経由で来たら1時間40分ほどで到着。近い!
さらに本日はウチらを含めてメインのコウモリ岩は三組だけ。ラッキー!
本日やった課題は、次のとおり。
忍吉98 5.9
出だしがボルダーちっくでやや怖いが、その後はガバの連続。
二人ともクリア。
忍吉 5.10a
出だしのフットホールドが磨かれていて滑る!
二人とも何とかクリアしたが、上野はこれでビビリモードにスイッチが入ってしまった。
ミヤザキミドリ 5.10a
河邉くん、ソツなくマスターでオンサイト。
で、何度も登っている上野はまさかの1テン。ここで落ちたのは初めてでちょっと凹む。
泣かないで愛ちゃん 5.10c
一便目。テンションかけまくりで、まずはホールドとムーブの確認。
二便目。気持ちをハイにするため、レッドブルでドーピング?してから再トライ。
上野はなんとか二便でクリア。「泣かないでオジサン」にならなくて良かった。
河邉くんはどうもこの課題は苦手なようで、次回へ繰越し。
ギザギザ・ハート 5.10c
ホールドはガバばっかりだが、使えそうなのが多過ぎて逆に迷っているうちに腕の力を吸われてしまう。
二便出して二人ともクリアならず。持久力の乏しい中高年はもう少し省エネで効率良く登らないといけません。でも次回は何とかイケそう。
ノーマルルート 5.8
コウモリ岩から離れて最後にタワー・ロックへ行ってみる。
少し奥にあるせいか人気薄で、課題によっては自然に還りつつある。
せっかくきたので一番簡単な課題でクールダウン。
二人ともクリア。
ジムでも外岩でもこのところ被った壁をまったくやっていなかったので、ボコボコにされてしまった。
やはりいろいろな角度、いろいろな岩質に対応できないとダメだな。反省!
(上野・記)