2017年6月20日火曜日

谷川岳一ノ倉沢(烏帽子沢奥壁南稜)

先日晴れて横浜市を卒業(!)し、プロ登山ガイドとなったサカモト前部長と谷川岳へ行ってきました。
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日程:2017年6月16日(金)-17日(土)
天気:晴れ(ピーカン!!!)
メンバー:サカモト(CL)、ヒロイ
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 《行程》
【1日目】ゴンドラプラザ駐車場集合(車中泊)
【2日目】
 02:30 起床
 03:20 ゴンドラプラザ駐車場出発
 04:10 一ノ倉沢出合
 05:30 南稜テラス(06:20? 登攀開始)
 09:15 南稜終了点
 12:10 一ノ倉岳
 13:20 谷川岳肩の小屋
 13:45 西黒尾根下山開始
 16:30 登山指導センター

《目標》 明るいうちに帰ろう 
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【1日目】6月16日(金)
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土合駅の462段の階段
か、感激~(涙)

長野への移住が完了し、今回東京に用事のあるサカモトCLとは夜19時半にゴンドラプラザ駐車場で待ち合わせ。
ヒロイは一足先に登山指導センターで登山計画書の提出&情報収集に。

新潟方面から流れてきた雲の影響で南稜は岩がやや濡れているものの、翌日晴れればすぐに乾くとのこと。
  
センター泊の某山岳会のおじさん二人に「明日は3時に出発します!一番に南稜に取付くんです!!」と大見得を切ったが、結局アラームすら仕掛けず就寝。

蒸し暑さと、テラスで50人待ちになるというヘンな夢のせいでちょっと寝不足。湘南新宿ラインで爆睡しておいてよかったなあ。





【2日目】6月17日(土) 
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ちょうど明るくなる時間に一ノ倉出合に着くよう、3時半頃ゴンドラプラザ駐車場を出発。
今日はピーカン、絶好のクライミング日和の予感!
一ノ倉沢全景


テールリッジ取付き
ヒョングリ滝は雪の下でよくわからず

雪渓がみごとに残っており、テールリッジまで雪渓上をラクラク歩いて行けてしまった。これで1時間は時間短縮になったはず。

しかし、サクサク歩いていたせいもあるが、暑い。
軽量化のため水を稜線抜けに必要な最小限の量しか持ってこなかったことが悔やまれる。ジャケット置いて水入れてくればよかった。これからどんどん晴れるのに・・・。

テールリッジはやばそうなところにフィックスロープが張ってあるものの、このところヘタレスイッチ全開かつスラブ恐怖症罹患中の自分にはとても嫌な感じ。

当然、ビビってすべって泣きそうになる。





5時半、南稜テラスに到着。
なんかもう、ガマスラブ(@小川山)10本くらい登った気分だし帰っていいんじゃないかという気もするが、それじゃあ山屋が廃るぜ!サカモトCLから渾身の顔面蹴りで喝を入れられ、クライム・オン。
 
顔面蹴りは事故ですよ、事故
(滝沢スラブとサカモトCL)


南稜テラスで順番待ち。
サカモトチームは3番目。
1ピッチ目(30m Ⅳ級):サカモト
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ラストのⅤ級フェースより手強かったんじゃないか、と思わずにいられない、いじわるなチムニー。濡れて滑りやすいコケコケの薄カブリ、右側半分のホールド&スタンスが妙に薄く、さらに支点が遠い。ランナウトはしていないけどリードはめちゃくちゃ恐そう。


2ピッチ目(30m Ⅳ級):ヒロイ
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癒やしのターン。数メートルおきにハーケンがあり、スタンスも豊富。日当たり眺望もよく、平和を謳歌。


3ピッチ目(草付き):サカモト
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毛虫に注意

4ピッチ目終了点から眼下の6ルンゼ
見ろ!人がアリのようだ!!


 4ピッチ目(20m Ⅲ級):ヒロイ
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ホールドはガバなものの、ちょっと滑るのとルート取りが左右に振れる感じが嫌。岩陰に回り込んでからは滑る、浮石、ランナウトで(見落としただけで支点はあったのかも)、しかも序盤にかけ方を間違えたせいでロープが重い。一番の核心は逆層ヌルヌルの終了点。セルフを取るのにうっかり落っこちそう。


5ピッチ目(40m Ⅲ級):サカモト
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出だしのハイステップが味噌。そこを越えれば、後は高度感のある気分のいい登りを楽しめる。適度な安心感とすばらしい眺望、南稜のハイライト!


6ピッチ目(30m Ⅳ級):ヒロイ

一ノ倉、超楽しいー!!
(やばいところはサカモトCLに全部おまかせ)
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フェースからクラックへ。引き続きすっきり爽快!


7ピッチ目(20m Ⅴ級(A0)):サカモト
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6ピッチ目終了点に着いて本ルートの核心たる最終ピッチを見上げた瞬間、湧き水のような染み出しでビショ濡れの壁に失笑。げげげ、絶対すべるじゃん・・・。サカモトCL、フリー突破を試みるも岩のコンディションが悪すぎ、ポイントになるスタンスがすべりまくって使い物にならない。支点はハーケンだし・・・万が一を考えてトポに従いA0でトップアウト。なお、セカンドのヒロイも遠慮なくA0。9時15分、南稜終了点着。



延々と続く藪漕ぎ
小屋に着いたら炭酸買うんだ!(白目)
無事、南稜を終えて国境稜線へGO。
蒸し暑い中での笹の藪漕ぎ、応えるなあ・・・。
ヘンな虫も多いなあ・・・。

点在する岩場も濡れてすべってスリリング。かなり大きめの岩も浮いているので、本当に恐い。
転んだらヒョングリ滝まで真っ逆さまなので慎重に。途中、ギブアップして2度ほどロープを出してもらいました(「うっかり」が命取りの場所、支点はあるし最初からロープを出した方がいいと思う、たぶん)。
これ、南稜そのものより終了点から先の方が絶対に難易度高いよー。


12時10分、ついに「やっと飛び出る」国境稜線!!
サカモトCL、ありがとうございました。
おつかれさまでした

《おまけ》 国境稜線に抜けた後・・・


「ノゾキ」からのぞく、南稜上部の草付き。
こんなに急傾斜だったのか(驚)


オキの耳、トマの耳を経由して、肩の小屋へ。
コーラと炭酸で大休止。



一路、西黒尾根を下山。
なぜうちの山岳部は毎度のように下山に西黒をチョイスするのか。長時間のクライミングシューズでぼろぼろになった足には結構キツい。
「東尾根下山の時の西黒尾根も長かったけど、あの計画作ったのだれよ」とツッコむサカモトCLに、「いや、あなたでは・・・」とツッコみたくなるヒロイであった。

16時30分、登山指導センターに帰着。

久々の13時間行動。長い、長すぎる!!
長すぎるよおぉぉぉー(叫)


・・・という訳で、総括。
「長い」

入門ルートにして、「一ノ倉ズンドコ節」にも歌われる伝統あるルート、烏帽子沢奥壁南稜。
楽しかったけど、次は6ルンゼを懸垂下降でいいや(笑)
 

2017年6月18日日曜日

2017.6.10-11 春の小川山 プチ合宿

このところ春と秋に恒例となった小川山、岩と焚火の合宿。
今年も行ってきたので報告します。

日程:2017年6月10日(土)~11日(日)前夜発一泊二日
メンバー:OBのMMコンビ、ヒロイ、カワベ、ウエノ


 金曜夜、仕事を終えてから出発し、道の駅「南きよさと」にて前夜泊。
 そろそろ梅雨入りとあって、回りにはテント組がけっこういる。明日の小川山は混みそうな予感。


一日目 天候:晴れ午後から一時小雨
 
 先に到着していたOB二人と合流し、いつもの山岳部御用達エリアにベースを設ける。

 本日はウエノのプレゼンで姉岩へ。

 アプローチがちょっと長いが、全体的にグレード甘く、初級者に手頃なルートが多いのでおそらくOBのお二人にも喜んでもらえるはず。

 もしかしたら先客いるかもと心配したが、着いてみると完全貸切。
 我が山岳部ではヒロイさんが一緒だとなぜか行くエリアがガラ空きになるという都市伝説ならぬ岩伝説がある。虫コナーズではなく、クライマー・コナーズ?


 入れ替わり立ち代わり、いろいろなルートを5.8~10dまで。

 ここのエリアはフリクションがよく利き、ホールドも裏切らない。
 そのせいか本日はOB二人が調子良く、特にM山・翁がオンサイトを連発!

 
 

 それに対して本来は確実に巧くなっているはずのヒロイ嬢が今日はいまいち不調。
 ・・・となると当然のごとく、翁は口角泡を飛ばし、説教は激しくなるのであった。

 冗談はさておき、本日は登りやすい素直な課題を貸切のせいもあって効率よく登れ、午後からにわか雨に降られても十分やり切った感を得られたようで、研修担当としても満足です。
 考えてみると、いつも登っている湯河原や広沢寺の短いルートに較べ、ここらのルートは長さも倍近くあるので、身体も疲れて当然でしょう。


 夕方になり、現役組は地元スーパー「ナナーズ」へ買い出し、OB連は焚火の準備と分かれ、夜の宴に突入。

 今夜のメイン・メニューは「牛鍋風スキヤキ」。
 思いの外、うまくでき、みな日頃の仕事のストレスを忘れ、幸せな気分に浸るのであった。


二日目
 天候:晴れ
 
 昨夜は宴会の合間もポツポツと小降りだったが、一夜明ければ再び気持ちよい朝。
 昨日のスキヤキの残りにウドンを投入、さらに目玉焼きといつになく贅沢な朝食だった。


 昨日だけで十分満足したOB二人は先に帰るというので、残りの現役三人で今日は「おばさん岩」へ。
 案内役のウエノもここは8年振り。トポの図を見てもよくわからず、岩場に着くまでまたしても右往左往し、時間をロスしてしまった。申し訳なし。


 しかし以前来た時は手頃で登りやすいと感じた「おばさん岩」も、今日久々にやってみるとけっこう厳しい。

 「子供をなめんなよ」とか「私がおばさんになっても」とトボけた名前のルートが並んでいるが、これらはかつて一世を風靡した小林姉妹の課題で、どれもクセあり。
 昨日の疲れと酒が残っているのか、本日はテンション祭りとなってしまった。

 

 最後にベース近くに戻って、10aルートでクールダウン。
 皆さん、お疲れさまでした。秋もやりましょう。



(名ばかりの研修担当:ウエノ記)

2017年6月12日月曜日

2017.5.27~28 尾白川鞍掛沢

 こんばんは。Nです。少し日が経ちましたが渓流釣りに行ってきたので報告します。

 日程 20178/5/27~28
 メンバー N、U野監督、部員M

 5月に釣りがしたいよーという私(N)の呼びかけに応じ、U野監督、部員Mさんが同行してくれた。部員Mは家庭の事情があり、泊りはできないとのことで、日帰りでも行け、釣れるところということで昨年は一人で行った鞍掛沢へいくこととした。

 朝6時半に釈迦堂PAに集合し、8時前に日向山登山口着。すでに駐車スペースはいっぱいであった。同じ時間に沢へ行くパーティーは我々のほかに2パーティーで、皆鞍掛沢とのこと。これは案外ライバルが多いかもしれない。
 まずは林道を歩く。一時間ほどで入渓点に着く。快晴の空のもと、新緑が目にまぶしい。やはり山はよいなぁ。そして5月の沢はええなぁ。水は特に冷たいこともなく、気持ちいい。適当に写真を撮りながら進み、釣り堀ポイントでまず竿を出す。過去に釣れた場所なのだが、この日はなかなか釣れない。餌のブドウ虫を口に含むのだが、すぐに吐き出されてしまう。30分程粘ったが釣れないのでポイントを変えることとし、二人には出合で釣ってますと言って、先に進むこととした。しかし、この山行で松浦さんと声を交わしたのはこれが最後となってしまった。










 一人、先に進み黄連谷と鞍掛沢の出合で再度竿を出す。10分程で最初の釣果があった。割と形のよいのが釣れた。もう一匹くらい釣れそうだったが、その後あたりはなかった。時計を見るとはや12時で、後続の二人がそろそろ来てもよいだろうと待つが来ない。笛を吹いたり呼びかけても気配はない。12時半まで待ったが来ないので「まさか先に行ってしまった?」と思い、鞍掛沢を進むこととする。

 鞍掛沢には本谷とは違い、豪快な滝はないが、穏やかな流れで非常に癒される。ゆっくりと渓相を見ながら非常にのろのろとした足取りで進む。途中の滝つぼで何回か竿を出すも、あたりはなく、また先に二人が行っているかもしれないとの思いもあるので、釣りはそこそこに登って行った。15時半過ぎに乗越沢出合着。誰もいない。朝、先行していったパーティーもいないが、金山沢に行ったのだろう。後続の二人もそのうち来るだろうと思い直し、一人たき火を始める。たき火を熾すのが沢での醍醐味である。この日は晴天なのですぐに火はついた。持ってきたビールとカルパスで先に飲み始める。

 16時半。流石に遅すぎじゃないかと不安になってきた。幕営具はU野監督が持っているし。まあ一晩くらい屋根がなくてもよいけど。この時は一晩の不安よりも、今日の獲物がまだ1尾ということが気にかかり、とりあえずもう一回竿を出してみることとする。竿抜けしてそうな4m程の岩の上から竿をだすと一投で喰いついてきた。さっきはあんなに振っても釣れなかったのに。やっぱり場所選びって重要。1尾釣って意気揚々と引き揚げると、U野監督が到着していた。少しヨレている感じがするが話を聞くと、私が出合で釣ってると言ったが、黄連谷出合にいなかったので鞍掛沢を登り降りして探していたとのこと。うーん。先行してしまったのは申し訳ない。がしかし、最初のポイントで15時まで釣っていたのはちょっと長すぎではないだろうか。渓流釣りって場所を移動しながらやるのが楽しいんじゃ。渓流釣り、および沢登りへの認識の相違があったようだ。

 まあ、そんなことはどうでもよいので、すぐにイワナを焼く準備にかかる。U野監督は釣果3尾。尺物は残念ながらばらしてしまったらしい。部員Mさんは釣果4尾。二人とも釣りは十分に楽しんだようだ。
 計5尾のイワナを割と適当に(御大方がいないのでうるさくない)焼き、持参したお酒を大いに飲みながら、監督の山友達の話を聞き、夜は更けていった。気づくと監督は寝落ちしていたが、それはそれで気持ちいいので放っておいた。


 翌朝、起きるとすでに7時。U野監督は朝釣りをすでに終えており、釣果は4尾。短時間ですごい。朝食から一人2尾と豪華な食事である。朝、風邪ひいたかなと思ったが二日酔いだった。私がこんなだということもあり、また詰めあがっていくのもだるいので、沢を下降することとした。9時発。登りではあまり気づかなかったが、随所に巻道があり、沢心を通らずに降っていける。私は週末外泊のせめてもの償いに、家庭へのお土産が必要なので、2尾釣ることが本日の目標である。釣れそうなところで、各自竿をだし、思い思いのペースで歩く。幸いにして2日目は労せずして2尾を得ることができた。昨日の一投で釣れた時のポイント選びとアプローチの仕方が活きているのか?

 12時黄連谷出合。ほどなく入渓点というところで、監督が最後に一振りとことで、「早めに切り上げてくださいね」と言って、先に入渓点で待つ。しかし、30分、一時間待っても来ない。いつまでやってんだと軽くキレ気味に別れた地点まで引き返すもいない。まさか遭難はないだろうとその点は全く考えず、先に帰ることとする。ほどなくU野さんが追いつき、聞くところによると、入渓地点を赤テープに惑わされ、違うとこを登ってしまったとのこと。なるほどだからすれ違わなかったのかと合点がいった。
 帰りは大武の湯に入り帰宅。

総評:団体行動をしよう。
 






2017年6月11日日曜日

2017.06.11 乾徳山から西沢渓谷まで縦走

 本年度から公私の理由により、市役所山岳部若手男児はほぼ日帰り登山しか登れない状況に陥っていた。本当はテント泊の大縦走をしたい…!お山に泊まって合宿を満喫したい…!でも出来ないものは仕方ないだろ!日帰り登山しろ!
 
ということで、仕方なくではなく、楽しんで日帰り登山をして来たので報告します。
 
【日程】平成29年6月11日(日)
【場所】乾徳山~西沢渓谷 縦走
【メンバー】松浦、伊藤CL(書記)
 
【行程】
乾徳山登山口バス停(4:30)~月見岩~乾徳山山頂(6:35)~笠盛山(7:15)~黒金山山頂(7:45)乾徳山北峰付近(8:25)~黒金山山頂再(9:10)黒金山登山口(10:35)~西沢渓谷~道の駅みとみ(11:45)
※総距離21km 総行動時間7時間15分
 
なぜか2回ピークっぽい跡がありますね。これは後述。

全体行程
 
◎計画
 乾徳山縦走路はコースタイムによると10時間ぐらいにかかってしまう。
マイカーを回収するために西沢渓谷バス停の最終バスである15時ぐらいには登山を終えたい。
 そこで朝5時には出発出来るよう計画。
まっちゃん家には2時に迎えに行くこととした。
メンバーも体力自慢2名のみだったので、トレイルランスタイルで挑むことした。
ここに盤石の体制が整った!
 
◎横浜出発
 まっちゃんは寝坊したが、15分程の遅れなので全く問題なし。
道中は渋滞もなく快適♫
 
◎登山口バス停到着
  4時20分乾徳山無料駐車場に到着。
バス停も直近なので、帰りのマイカー回収が楽チンなのである。
がらがら
 
 
◎山行開始
 4時30分登山開始。
もはやヘッドライトが必要無いぐらい明るい。
天気は晴れて風もなし。しかし、ちょっと寒い。
寒いのでウォーミングアップのために速歩きで腕をブンブン振りながら登山口を目指した。
 4時50分に乾徳山登山口に着いた。ここで準備運動をする事にした。
今回はトレイルランスタイルなので登山靴はローカットモデル。
下手をすると足首を捻挫する恐れがあるので準備運動は入念に行った。
 
準備運動を終え、山路を確認するまっちゃん
 
 5時に登山口からまっちゃんを先頭に出発。
走り…ではなく速歩きで登り始めた。
しかしながらこの時点で結構太ももに効く速さで、息が切れる。
市役所山岳部の男児はペースが速い…。
(待って…待ってくれ!松浦君!私の地位をあげるから置いていかないでくれ!)と心で思うのであった。
 
 あっという間に銀晶水に辿り着く。冷たくて美味しい!
 あっという間に錦晶水に辿り着く。冷たくて美味しい!!
あぁ^~、たまらねぇぜ
 
 
 月見岩には6時05分にはたどり着き、6時20分には髭剃岩に着いていた。
ここから先はデカい岩場続きで、鎖場と呼ばれる一帯である。
 
髭剃り岩から先は鎖場続き

鎖を使わないで登るところに山岳部魂を感じる
 
クライミング技術さえあれば楽勝
見晴らしもいいですね。
 
6時35分 乾徳山山頂
 乾徳山は山頂まで様々な山の表情をみせてくれるため非常に面白い。
林地、草原、岩場…飽きのこない山行となることは間違いない。
乾徳山単独でも十分に楽しめるので、行ってみると良いでしょう。おすすめです。
 
 乾徳山を後にして、さらに北上する。
ここから先は登りの傾斜も緩やかであり、地面もまぁまぁ踏み跡もあり安定していたので、
トレイルランらしく走りもした。
標高2,000mだからかなのか、ここまでの登りの疲れが出ているのか、とにかくきついっす。
この時のまっちゃんの動きを後ろから見ていたのだが、機敏過ぎて忍者かと思った。
わし、伊藤はどたばたとジョギングをするしかなかった(何度も転倒しながらね!)
笠森山山頂を通過し、黒金山に到着した。
黒金山の最後の登りの傾斜がきつく、トレランするには過酷な仕打ちであった。
太ももがパンパンやぞ…。
 
本日最高高度の黒金山に到着。
時刻にして7時40分。ずいぶん早いな!
これ全行程の6時間切りもあるで!

おや、まっちゃんが何か探している様子…。
7時40分。黒金山頂は良い眺めであった。
パンなど軽食を食べ優雅な気分で過ごしていたのだが…。
まっちゃんが携帯電話を落としてしまった模様。一気に青ざめる一行。
乾徳山山頂ではカメラを撮っていた…。つまり乾徳山~黒金山の間で落とした可能性がある。
よっしゃ~!走って探しに行くぞ~!
ということで、荷物をデポして乾徳山まで走って捜索開始。
笠盛山に落ちてないかなぁ、などと甘い期待をかけるも落ちてなし。
乾徳山まで走るしかないか~!と走っていると山頂手前の乾徳山北峰に携帯電話が落ちていた。
いやぁー良かった良かった!
そしてそのまま黒金山に走って戻る。傾斜きついっす、ほんと…。
時間にして90分程のロスと疲労が蓄積してしまった。
いや、これはこれで体力錬成になって良かった。
 
黒金山から牛首ノダルを経由して西沢渓谷まで走ったり歩いたり。
結構上り返しもあり、さすがに登りはもう走れなかった。
 
靴擦れを起こす 痛そう(な顔)
 西沢渓谷まで本格的な下り坂になった時にシャクナゲの花が咲いていた。
花はあまり詳しくないのだが、なかなか美しい色をしている。
花が寄り添って咲く姿は、一つ一つが花束のようでとても綺麗であった。
花束のように美しいシャクナゲ 色合いも絶妙だ

まつとシャクナゲ
 
 標高1,600m付近は新緑が深い。
山の緑に癒されているような感じがして気が狂うほど気持ちがええんじゃ。
緑が深い

傾斜もすごい

コケっぽいのが可愛い

 下り坂だから楽だけれども、登りだったら相当きついのでは?
西沢渓谷~黒金山ピストンの方が、今回の山行よりきついのかもしれないと思った。
きつさを求めるドMさんにはお勧めかもしれません。


最後は西沢渓谷のハイキングコースでクールダウンして終了です。
西沢渓谷もかなり新緑が深く、沢も近くにあったり見どころも多いのでお勧めです。
こちらは観光客がいっぱいいました。
(黒金山は2人しか遭遇しませんでした。)

西沢渓谷もいいよ
 
ということで総行動時間は7時間15分でした。
とても良い体力錬成となり、かつ、山、緑、沢に癒されました。
 
 
【総評】
日帰り登山だって十分に楽しい。
隙間時間を狙って山に行こう!
そして山行記録をみんな書いてくれ、寂しい。