2017年7月8日土曜日

2017.7.8~9 北岳

Hです。3月に左足首を骨折しギプスも取れて、ようやく山へ出かけられるようになりました。
2週間前の沢登りは足首に力が入らず散々でしたが、1週間前の根曲竹堀りで、藪漕ぎするだけの回復を感じたので、間髪入れず、今度はテント装備を担いで、山に登れるか実験もかねて、1泊2日のテント泊で、北岳へ登ってきました。

今回は、甲府駅のホテルに前泊し(野宿している登山者も多いですが…)、4時台の朝一番のバスに乗って広河原に入りました。7月の連休前ですが、臨時バスが3台出るくらい、バス停には長蛇の列が出ていました。広河原からはさらにバスに乗って北沢峠や奈良田へ向かう人もいるので、みんなが北岳へ行くわけではありませんが、人気の山域なんですね。

さて、天気は雨予報でしたが、朝一番は、快晴でした。青い空、新緑の森、涼しい沢いの道に癒されました。













二俣からは雪渓がなく登山者が少なかった右俣から登ることにしました。しかし、山頂に近づくにつれてガスがあがってきてしまい、以前来たときに感動した、北岳超しに富士山が見えるポイントで、空が真っ白だったのは残念でした。
そして翌日の朝日を期待して(北岳と富士山と朝日がいっぺんに見える)北岳肩の小屋で泊まることも考えましたが、明日の行程を考えて、本日中に、北岳を超えて、北岳山荘まで足を延ばし、テントを張ることにしました。









翌朝、晴れました。北岳肩の小屋にすればよかったかな...と思いましたが、今回はリハビリですし、余裕をもった行動が大切だと思いました。北岳から北岳山荘に続く斜面は昨日に引き続き、お花畑が満開で、朝の光を浴びる姿は特に美しく感じました。





















そして、下山につかった八本場のコルの斜面に、かろうじてキタダケソウが残っていたのはうれしかったです!今度はもっと咲いているときにまた来たいなと思いました。

その後は、右俣の雪渓をおりました。長い斜面で滑りやすい雪だったので、軽アイゼンでは不安になっていまいへっぴり腰でおりました。案の定、下の方で10メートルほど滑ってしまいました(他の人に迷惑をかけず良かったです)。やはり、油断は大敵で、備えあれば憂いなしで、今回はピッケルを持参するべきでした。












そのような訳でしたが、ひとまず、無事、下山することができました。
左足首は、まだ、横からの衝撃やつまずきに弱く、翌日はむくんで腫れていましたが、何とか、これからも山に登れそうで、ちょっと安心したのでした。

1 件のコメント:

  1. 一歩ずつですね (^^)
    その努力が必ず結果となりますよ! 坂本

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